薪ストーブ初心者のよくある疑問まとめ

家づくりの理想と現実

薪ストーブ初心者が最初に抱きやすい疑問まとめ【Q&A】

薪ストーブを使いはじめると、「あれ?これってどうするの?」という疑問が次々に出てきます。
今回は、薪ストーブ生活7年目のジョニーが「最初これ知りたかった!」と思うポイントをまとめました。
これから導入を検討している人、最近使い始めた人の参考になれば嬉しいです。


0. まず一番多い疑問

Q. エアコンより暖かいの?

体感は圧倒的に薪ストーブが暖かいです。
遠赤外線の柔らかい暖かさで、部屋全体が“じんわり”ぽかぽかになります。

Q. 家全体は暖まる?

間取りや吹き抜けの有無にもよりますが、リビング中心にかなり広い範囲が暖まります。
2階まで自然に暖気が上がる家も多いです。

Q. 毎日使うのは大変?

手間は確かにあります(薪の用意・着火・灰処理など)。
でも慣れると“生活の一部”になっていきます。
アウトドア好きな人は特に向いています。


1. 着火・焚き付けに関する疑問

Q. 焚き付けには何を使う?

細い針葉樹・割り箸・木材の端材・焚き付け用の乾いた小枝などが最適。牛乳パックや松ぼっくり、なども使えます。
新聞紙は可ですが、インクがガラスを曇らせることもあるので少なめがおすすめです。

Q. 着火剤は必要?

使うと簡単に火が育つので、初心者はあった方が安心です。

Q. 着火しにくいのはなぜ?

  • 薪が湿っている(含水率が高い)
  • 焚き付けの量が少ない
  • 急に火を大きくしようと太い薪で始めてる
  • 煙突が暖まっておらずドラフトが弱い
  • 外気温が高い日で逆流気味

2. 薪に関する疑問

Q. どんな薪がベスト?

しっかり乾燥させた広葉樹(ナラ・クヌギ・カシ)が理想。
火持ちがよく、安定して燃えます。

Q. 針葉樹は使えない?

使えます。
火力が強く燃えやすいので焚き付けに最適
ただし火持ちが悪いので“メイン薪”には向きません。

が、、、、 ジョニーは基本的にどんな木でも大体薪にして使ってます。
広葉樹だけをたくさん手に入れられるならもちろん広葉樹がおすすめだけど、だいたいどんな木でも燃えます。乾燥しているかが一番大事。

Q. 薪はどこで手に入る?

  • ホームセンター
  • 薪販売業者
  • 林業組合
  • 自治体の伐採木の配布
  • 近所の工事現場で無垢材をもらう
  • 剪定の業者などに聞いてみる
  • SNSで薪活情報交換

最近は合板材が増えているので、もらうときは“接着剤のない木材か”を確認すると安心。

Q. 合板や建築廃材は使っていい?

基本NG。
接着剤・塗料・化学物質が燃焼に悪影響を与え、煙突にも負担がかかります。
選り好みしてもらうのも難しいので、ジョニーはもらった場合はBBQ用に小さく切って使うなどにしてます。

Q. 薪の乾燥はどのくらい必要?

最低1〜2年。目安は含水率20%以下です。
湿っている薪は煙が多く、煙突にタールが付きやすく危険です。

というのが基本で、最初は含水率とかはかっていましたが、面倒になって最近はやってません。

やっていくうちに1,2年乾かしたものでしっかり乾いているものは見るとわかるようになってきます。

Q. 1シーズンでどれくらい必要?

毎日使う家庭で2〜4立米(りゅうべい)が一般的。と言われてますが、購入する際にはこれを基準に頼むといいと思いますが、自分で集める場合集められる時における分だけ最大限集めてます。

理由としてはまず、置く場所がそんなに確保できてない。2,3年分がやっと位しか置けないのと、広葉樹ばかり揃えられる環境にないため、できるだけもらえる時にもらってストックしていってます。

特に初めて2,3年は割っても乾くまでの時間もあっていろいろ苦労しました。


3. 焚き方・運用の疑問

Q. 薪はどのタイミングで補充する?

最初の焚き付けから安定までは徐々に大きいものを足していって、しっかり火が付き暖炉の温度が上がるまで足していきます。

安定したら、炎が小さくなり、熾火(おきび)がしっかりできた頃。温かくしたいときは保脳があるうちに、家の温度も安定してきても個人的には熾火だけになる前に入れた方が、新しい薪にも火が付きやすくいいかなって思ってます。
ただ、薪を入れすぎると煙が出やすいか火力上がりすぎるので注意。

Q. ガラスが黒くなる原因は?

  • 薪の乾燥不足→これが一番の原因、煙の原因にもなりやすい
    →乾燥してないということは水をたくさん含んでいる→暖炉の中に水を入れるのと同じ
    そう考えると、温度が下がり燃えにくくなるのがわかると思います。
  • 空気量が足りない(絞りすぎ)
  • 燃焼温度が低い

Q. 部屋が暑くなりすぎた!

空気量を絞る/薪を入れすぎない/室内の扉を開けて熱を逃がす、などで調整できます。


4. メンテナンスの疑問

Q. 灰はどのくらいで取る?

毎日〜数日おき。
ただ、少し残しておくと火の付きが良くなるので、全部取る必要はありません。

Q. ガラス掃除はどうする?

濡れた新聞+灰で磨くと、驚くほどキレイになります。
市販クリーナーでもOK。高温の時にはやらないように。

Q. 煙突掃除は年何回?

最低1年に1回(シーズン後)
業者依頼で1.5〜3万円ほど。自分でやればほぼ無料ですが手間はかかります。

Q. メンテを怠るとどうなる?

煙突にタールが溜まって煙道火災の原因になります。
メンテナンスは命に関わるので必須です。


5. 安全性の疑問

Q. 子どもやペットは危なくない?

本体や扉は想像以上に高温になります。
柵を置くなど、物理的なガードがあると安心。

Q. 一酸化炭素は大丈夫?

設置基準を守り、正しい運用をしていれば安全ですが、一酸化炭素警報器はあれば安心です。

Q. 就寝時、出かける時はどうする?

薪を足して放置はNG。足して安定させればいいと思いますが。
寝る前は火を安定させ、熾火になるまで確認をしたら安心ですが、大体火が安定して温度も安定していれば放置して寝ます。出かける時も同じく最終的には自然に消えます。


6. 翌朝のよくある疑問

Q. 朝に火を復活させたい!

熾火(おきび)が残っていれば、細薪を乗せればすぐ復活します。
完全に冷えていたら、焚き付けからスタート。


7. 薪ストーブ料理の疑問

Q. 天板の温度はどれくらい?

料理に使える目安は200〜350℃
煮込み・焼き芋・ピザ・鍋料理…なんでもできます。
うちでは料理していないときは鍋を2,3個置いて加湿しています。
家の環境にもよりますが、暖炉は空気がすごく乾燥します。

Q. ダッチオーブンは使って大丈夫?

もちろんOK!薪ストーブ料理の定番です。


8. その他の「あるある」疑問

Q. 煙が逆流することがあるのはなぜ?

外気温が高い・気圧の関係・煙突が暖まっていないなどが原因。
着火前に着火剤や牛乳パックを燃やして空気の流れをしっかり作ってで煙突を軽く暖めると改善することも。

Q. 薪が“爆ぜる”のはなぜ?

木の中に残った水分や空気が弾けるため。
ガラス扉は閉じて使わないと色々なものが焦げます(笑)薪を足す時にも注意が必要。

Q. 部屋の湿度が下がりすぎる!

ストーブ上にケトルを置くとかなり改善されます。うちで入らなくなった鍋を置いてます。


薪ストーブは「疑問=不安」になりがちですが、
実際は“慣れれば楽しい”の連続の道具です。
暮らしに取り入れると、本当に冬が楽しみになるので、
気になるところはどんどん解決して、安心して楽しんでくださいね。

👉薪ストーブの比較と基本
👉薪ストーブ導入の注意点とコスト

コメント

タイトルとURLをコピーしました