接触不良はパソコンだけじゃない

職場と仕事

登場人物はこちらから part1Part2

昼下がりの事務所。

眠気とコーヒーの香りが混ざる、いちばん油断する時間帯。

そのときだった。

「ピッ」

嫌な音とともに、事務用パソコンがブラックアウト。

「……おい、どうなってるの!?」

軍曹が眉間にシワを寄せ、画面をバンッと叩く。

なぜか、怒りの矛先は近くの人へ

たまたま近くでコピーを取っていた、さぼりん。

「ちょっと、これ切れてるんだけど。どうなってるの?」

「え? 僕、そっちにいなかったんで分かんないっす」

「分かんないじゃないよ。仕事でしょ? なんとかしなきゃダメに決まってるでしょ!」

「いや、だから、状況も分からないのに——」

「は? なに言ってんの? “なんとかしなさいよ”って言ってんの!」

……空気が一気にピリつく。

周囲の心の声。

(いやいや、それ押しつけすぎだろ……)

救世主は、配線を疑うタイプ

そのとき。

スマッコがコーヒー片手に、すっと近づく。

「どうせまた、配線蹴ったか、ぶつかったかでしょ」

机の下に潜り込み、

カチッ。

コンセントを差し直す。

――無事、起動。

モニターが光を取り戻した瞬間、さぼりんが肩をすくめる。

「これ、前から接触悪いじゃないですか」

だが軍曹は、まだ顔を赤くしたまま。

「……いや、でも、仕事ってのはな、ちゃんと責任を——」

(お礼も言わないのかよ)

さぼりん、心の中でため息。

そして話題は、いつもの“備品問題”へ

そこへ、チェック閻魔が横からぼそっと。

「てか、エレクトロタップ替えてくれって、何回言ったと思ってんの?」

「会社全体、こういう“細かいとこめんどくさがる文化”、やばいんだよな」

場が静まる。

そして話は、自然と“備品発注問題”へ。

この会社、備品は社長・ポンにお願いして買ってもらうという謎システム。

なぜかポンは、

  • 備品管理したがる
  • 節約第一主義
  • 「まだ使える」で全てを封じる

少しでも使えそうなら——

買ってもらえない。

唯一の例外、それがぶりっ子ママ

唯一の例外が、ぶりっ子ママ。

彼女が頼むと、

翌日には新品が届く。

ただし条件付き。

  • 自分が必要なものだけ
  • 他人の分? 完全スルー

こうして今日も、

  • 接触不良のタップは放置
  • 怒鳴り声とため息が飛び交い
  • 誰も根本を直そうとしない

この会社、、、壊れているのはパソコンじゃない。

配線でもない。

人と仕組みと責任のつなぎ目が、全部接触不良。

会社全体が、どこかで抜けかけている。

今日もまた、カチッと差し直されないまま、仕事は続く。

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