〜はじめての不動産屋は習い事の初日〜
前回「買うと決めました」と勢いよく書いたけど、
実際のスタートはもっと地味で、もっと挙動不審だった。
まず大前提として、住みたい地域は決まってた。
これはもう恋と同じで、「他の街じゃダメなんです」状態。
でもそのエリア、なぜか新築がほとんど出ない。
出ても
- 「え、ここ駐車どうするの?」な配置
- 「この間取り、設計士さん途中で帰った?」みたいな設計
理想と現実のズレがまあまあある。
というわけで作戦変更。
スタートは「土地を買う」だった
とりあえずスーモを開く。
暇さえあればスーモ。
もはやSNS。
スクロールして、妄想して、閉じる。
そしてまた開く。
でも気づく。
土地だけで売ってる物件、少なっ。
だいたい「古家付き土地」。
しかも、まあまあ本気で古い。
残置物あり。
生活感フル装備。
「昨日まで住んでました?」の空気。
でもね。
土地として見ると、
広さは十分。
場所も理想。
そして価格は、建物付きなのに“土地相場より安い”。
……え、これ逆にアリでは?
ということで人生初の
「不動産屋にアポを取る」という
大人レベル80くらいの行動に出る。
不動産屋=なんか怖いところ説
正直に言う。
それまで不動産屋に行ったことがなかった。
社宅みたいなところに住んでたから、
「借りる」という経験すらない。
つまり、
不動産屋=テレビの中の人。
緊張感は、ほぼ習い事の初日。
空手道場のドアを開ける瞬間。
- 押し売りされたらどうしよう
- その場で契約とか言われたらどうしよう
- 印鑑持ってきてないけど大丈夫かな
…いや、誰も今日買えなんて言ってない。
内見前にやった“にわか研究”
とはいえ丸腰は怖い。
予定日までに必死で検索。
- 物件 下見 チェックポイント
- 古家付き土地 注意点
- 内見 初心者 なめられない方法
検索履歴、だいぶ必死。
調べて基準にしようと思ったポイントはこんな感じ。
① 立地・環境
- 駅までの距離(実際歩くと遠い問題)
- 昼と夜の雰囲気の違い
- スーパー・病院などの距離
- 前面道路の広さ(車、入る?)
- ハザードマップ
ここは事前に見に行ける。
なので先にチェック。
昼と夜は別の顔を持つ街もある。
内見の1日だけではわからない。
最近はストリートビューも優秀。
文明の利器、使うべき。
② 土地そのもの
- 面積・形状(変形地じゃないか)
- 接道状況(これ超重要)
- 高低差(追加工事の匂い)
- 境界は明確か
これも事前に整理できるものは整理。
現地では「確認」に集中。
③ 古家について
- 解体前提か?使える可能性は?
- 残置物の量と処理費用
- 解体費用
- アスベスト・再建築不可の可能性
ここが一番ドキドキゾーン。
④ お金関係
- 固定資産税
- 解体費込みの総額
- ローン利用の可否
よし。完璧。
……のはずだった。
はじめての内見
現地待ち合わせ。
不動産屋さん、普通に優しい。
あれ?
圧強め営業マンじゃない。
案内されて、質問して、ぐるっと回る。
……終わり?
もっとこう、
「今決めれば特典が」とか、
「将来設計が」とか、
何かイベント発生すると思ってた。
内見、あっさり終了。
勝手に脳内でドラマ化してただけだった。
人生初の値引き交渉
気になったのは残置物。
写真より多い。
勇気を出して言う。
「少しお値引きって可能ですか?」
数日後。
値引きOK。
心の中でガッツポーズ。
後から知る。
これ「指値(さしね)」という、わりと普通の行為。
しかも条件、かなり揃ってた。
- 売主は早く売りたい雰囲気
- 条件にやや難あり
- こちら即決可能
今なら思う。
もう少し攻められた。
でもまあいい。
欲しいエリアで、納得できる価格。
それがいちばん大事。
実需と投資のあいだ
このあと不動産投資の勉強を始めた。
やってること、実はそんなに変わらない。
交渉して、
リスクを見て、
総額を考えて、
納得して買う。
違うのは、
数字で見るか、
「ここに住みたい」で見るか。
あのときの自分は完全に後者。
でもその経験が、今の勉強にちゃんと繋がってる。
次回は。契約の事

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