その“気づき”、外に出すやつがあるか….
社内で静かに腐り始めていた「気づきノート」。
問題は、それが内輪で止まらなかったことだ。
ある日、社長ポンが突然言い出した。
「この取り組み、外でも紹介できるんじゃないか?」
嫌な予感しかしない。
ポン、なぜか外部セミナーに登壇
ポンはどこからか拾ってきたセミナーに、なぜか登壇することになった。
テーマは——
『社員主体で進める社内改革と、学びの文化づくり』
……嫌な予感、的中。
しかも事例として使われたのが、
ミスリーダーの「気づきノート」だった。
本人は感動していた。
「私の取り組みが、ついに社外へ……!」
目は完全に“選ばれた人”のそれ。
💻スライド地獄、完成
当日。
ポンのスライドには、こう書かれていた。
- 「〇〇さん:ファイル名の付け方が雑。気づきあり」
- 「△△さん:ため息が多く、職場のやる気に影響」
- 「□□さん:コピー機前での私語が長い」
——名前入り。
会場、ざわつく。
ポンは満足そうに言った。
「これが“現場から生まれる改革”です!」
改革というより、流出事故だった。
📱SNS、即・炎上
セミナー後、そのスライドはSNSに流れた。
タグはあっという間に決まった。
#社内監視ノート
#気づきハラスメント
#地獄の自己啓発
コメント欄は地獄。
- 「これ普通にパワハラでは?」
- 「社内改革じゃなくて公開処刑」
会社名は伏せられていたが、
内容が具体的すぎて、業界内では秒で特定された。
💣巻き込まれる人たち
ぶりっ子ママは青ざめていた。
「ねぇ……“ため息多い”って、これ私よね?」
サボりんも被弾。
「“外回り中にカフェ”って……休憩だろ……」
一方、ポンはなぜか誇らしげだった。
「いや〜、反応すごいな!
やっぱ今の時代、“共感を呼ぶ経営”だよ!」
誰も共感していない。
🏅ポン、最大の勘違いをする
そして、ポンは言った。
「ミスリーダー、君を広報担当に任命する!」
ミスリーダー、感無量。
「会社の良さ、私が発信します!」
——その週、
会社公式X(旧Twitter)が開設された。
アイコンは、なぜか社内の観葉植物のドアップ。
最初の投稿。
「今日も気づきました✨
小さなミスの中に、成長のヒントあり!」
リプ欄。
- 「もう気づかなくていい」
- 「改革という名の監視」
- 「観葉植物に罪はない」
フォロワー数、初日で1万超えという奇跡。
☠️そして、誰も“気づかなくなった”
それ以降、社内でノートを書く人はいなくなった。
ドジリーナがぽつり。
「もう書くことないです……“息してました”とかしか……」
イラ神は言った。
「“気づき”より“危機感”持てって話だな」
それでもミスリーダーは、今日もポンの隣に座っている。
次のセミナーのテーマは、
『社員の主体性を育てる、気づき文化の作り方』
……その前に。
現実に、気づいてください。。。。

コメント