自業自得のぶりっ子ママ

職場と仕事

本当に体調が悪い日ほど、信用のない人は信じてもらえない

その日は朝からバタついていた。

原因はイラ神。

「いけますよ!」「今日中で大丈夫です!」
と、例によって軽いノリで仕事を安請け合い。

結果、急ぎ案件が雪崩のように降ってきた。

オフィス全体がピリつく中、

ぶりっ子ママが、また言い出した。

「……ちょっと、今日ほんとに体調悪くて……」
「朝からフラフラするの……」

空気が一瞬、止まる。

(あっ……)

みんなの頭に、
例の“めまい事件”がよぎる。

そしてミス連発

体調が悪いと言いながら、作業は続行。

が、

  • 入力ミス
  • 確認漏れ
  • ファイル保存忘れ

ミスが、重なる。

その修正が、なぜか全部ドジリーナに回ってくる。

ドジリーナ、限界。

「……ちょっと待って」
「これ、さすがに多すぎません?」
「体調悪いなら、最初から言ってほしいんですけど」

静かな怒り。

珍しく、語尾が強い。

地雷を踏み抜く

それを聞いたぶりっ子ママ、急に声を張り上げた。

「ちがうから!!」

一同、ビクッ。

「確かに!あの時は!」
「イベント行ったよ!めまいって言ったよ!」
「でも!」

ここで、まさかの自白。

「でも今回はほんとに体調悪いの!!」
「一緒にしないでくれる!?」

「そもそも、イラっちが安請け合いして忙しいんだから元々の原因はイラっちでしょっ」

……あ。2つも自爆が

今、
自分で言った。

ライブの件、
完全にウヤムヤにしてたやつ。

それを、自分の口で認めた。

さらに、イラっち?誰?ってかイラ神の事そんなふうに二人の時は呼んでるんだ。。。浮気もほぼ肯定してるよこの人。。。

とばっちりを受けるドジリーナ

ぶりっ子ママ、なぜか矛先をドジリーナへ。

「ドジリーナさんだって!前にミスしたことありますよね!?」
「それと同じじゃないですか!」

ドジリーナ、困惑。

「え……?私……今関係あります?」

完全なる流れ弾。

その場の全員が思った。

(ドジリーナ、何も悪くなくない?)

それでも守る男

そこで、イラ神が立ち上がる。

「まぁまぁまぁ」
「体調悪い時って、誰でもミスするしさ」

ぶりっ子ママの肩を、
自然にフォロー。

「今日は俺が多めに見るから」
「無理しなくていいよ」

優しい。
優しすぎる。

その優しさ、
今、誰も求めてないんだよね〜。

結果。

・ぶりっ子ママは逆ギレしたまま
・ドジリーナは意味不明なダメージを受け
・仕事は減らず
・イラ神だけが「いいことした顔」

そして誰も言わなかった。

「体調悪いなら、休めばいいんじゃない?」
という、一番正しい意見を。

この職場では、

体調より、空気を壊さないことの方が大事らしい。

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