職場に蔓延する「ぶりっ子ハラスメント」

職場と仕事

最近、ミスリーダーがぶりっ子ママの真似をし始めた。

まぁ確かに、仕事の要領の悪さは似ている。

でも、決定的に違うのはイラ神の態度だ。

ぶりっ子ママがやれば、
「仕方ないな〜」「まぁまぁ」
で済むことも、

ミスリーダーがやると、
「お前、社会出たことあんの?」。

これが、うちの職場に蔓延しているぶりっ子ハラスメントである。


ぶりっ子ママは、ため息の魔術師だ。

ちょっとした入力エラー。
ほんの小さな確認ミス。

そんな時でも、彼女は一度、深く息を吸う。

「はぁ〜……私、こういうのほんと苦手で〜」

語尾を甘く伸ばすと、ほぼ反射でイラ神が動く。

「見せてみ?俺やっとくから」

あの優しさ、もはや宗教。

一方、ミスリーダーが同じ場面でため息をついた瞬間、

空気が、スッと冷える。

イラ神は無言で腕を組み、数秒の沈黙のあと、

「お前さ、ため息つく前に考えろよ」

言葉の棘が、目に見えるレベルで刺さる。


この前なんて、ぶりっ子ママが入力エラーを出して、
大きめの独り言を落とした。

「なんで毎回こうなっちゃうわけ〜?」

するとイラ神、すぐ横に来て、

「ここ、この設定がこうだから〜」
と、ほぼチュートリアル動画。

その隣で、ミスリーダーが同じ質問をした瞬間、

「は?見えねぇの?この設定。目ついてんの?」

優しさの二重基準。もはや芸術。


そして問題は、それに軍曹が完全に乗っかっていること。

イラ神がぶりっ子ママに笑顔を向けるたび、
軍曹までニヤつきながら言い出す。

「やっぱ癒し系って必要だよな〜」

一方でミスリーダーには、

「お前の声聞くと頭痛してくる」

完全に、セクハラとパワハラの合わせ技。

そのたびに他のメンバーは、
一斉にモニターを見る。

見て見ぬふり。


イラ神と軍曹の連携プレーは、

もはや社内で最も機能している、
唯一のチームワークかもしれない。

ぶりっ子ママも、自分が得していることは
なんとなく分かっている。

だから、イラ神の前では“甘え”を微調整してくる。

声の高さ。
間の取り方。
ため息の深さ。

もはや戦略。

彼女にとって職場は、
職場ではなく恋愛サバイバルゲームのステージだ。


ミスリーダーはと言えば、
その戦場にルールも知らず放り込まれたモブキャラ扱い。

努力も報われず、怒られ損。

昼休み、給湯室の隅でフィル姐がポツリ。

「ぶりっ子ママがため息つくたびに、
イラ神のドーパミン出てるんだろうね」

ドジリーナが苦笑しながら、心の中でつぶやく。

(愛人には勝てないよね)


こうして今日も、

「頼ればなんとかなるけど覚えないぶりっ子ママ」と、
「わからないまま怒られ続けるミスリーダー」

が、量産されていく。

これ、もはや社内病理だよ。


まとめ(というか予告)

ぶりっ子ママのため息は、空気を操るスキル。

ミスリーダーのため息は、地雷の起爆スイッチ。

そしてイラ神の優しさは、
誰かの犠牲の上に成り立っている。

――ちなみにこの後、
ぶりっ子ママが「怒られそうになった瞬間」が訪れる。

そして、その瞬間、
この職場の“仕組み”がさらに露骨になる。

それはまた、別の話。

コメント

タイトルとURLをコピーしました