最近のミスリーダーは、相変わらずミスが多い。
しかも厄介なのが、そのミスが
「事前に100回確認したうえで起きる」
という点だ。
「確認してミスる」という新技を覚える
ミスリーダーは今日も、
「これどうしたらいいですか?」
「これはどっちが正しいですか?」
「ここの設定って前どうしてましたっけ?」
と、質問を撒き散らしながら職場を徘徊する。
そのたびに誰かが答える。
しかし――
夕方になると、必ずこう言ってくる。
「あ、違っちゃいました……」
もはやホラー。
確認とは何だったのか。
丸投げマスターへの進化
さらに最近は進化を遂げ、
「すみません、わからないのでお願いします」
という丸投げ型ミスへとフォームチェンジ。
最初はみんな優しかった。
でも気づけば、
同期も後輩も、
ミスリーダーを見ると
スススッ……と物理的に距離を取るようになった。
最終処理係:イラ神
限界を迎えたメンバーたちは、
最終手段としてイラ神に丸投げすることにした。
「イラ神さん、ミスリーダーが……」
「はい、イラ神さんに確認してくださーい」
完全に廃棄物の最終処理場みたいな扱いである。
ただし、イラ神には重大な欠陥があった。
教育が、まったくできない。
ミスリーダー:
「この設定、どうするんですか?」
イラ神:
「は?今までどうやってたの?ずっとやってたでしょ?」
(※ミスリーダーは、ずっと分かっていなかった)
ミスリーダー:
「この発注、多めにしたんですけど大丈夫ですか?」
イラ神:
「は?そんなの多くするの当たり前じゃん。
なんでそんなこと確認するの?」
(みんなの心の声)
・確認しないと怒るの、あなたですよね?
・てかポン(社長)に説明できないの、あなたですよね?
ミスリーダー:
「新しいルーティーンのここ、やり方教えてほしくて……」
イラ神:
「は?考えればわかるでしょ?」
(全員)
考えてわかる人は、そもそもミスリーダーじゃないんです……。
悲しき相性の悪さ
ミスリーダーは「自分で考える」ができない。
イラ神は「教える」ができない。
互いの欠点を、互いが刺激し続ける。
史上最悪の相性マッチングが、ここに成立。
しかもイラ神、
ぶりっ子ママにだけは異常に優しい。
あの優しさの1%でもミスリーダーに分けてあげられたら――
今日のミスは、20%くらい減ってたかもしれない。
ミスリーダー:
「すみません、この書類の設定、どうすれば……?」
イラ神:
「は?いまさら何言ってんの?今までどうやってたの?」
(周囲)
だからミスしてんだろうが。
ミスリーダー:
「じゃあこの発注、3つ増やしたんですけど……」
イラ神:
「多くするの当たり前だから。そんなのいちいち聞くなよ」
(周囲)
聞かないと怒るクセに!
二段構えの地雷やめて!
もはや誰も悪くない。
……いや、全員悪い。
……いや、もしかしたら環境が悪い。
とりあえず今日もミスは発生し、
イラ神の圧で片付けられ、
誰かの心に、深いシワを刻んでいくのであった──。

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