ナンピンって何?
FXや株でよく聞く「ナンピン」。
これは、価格が下がったときに、さらに買い増しして平均取得価格を下げる手法のこと。
要するに、
「高値で買っちゃったけど、下がったなら安く買い足して帳尻を合わせよう」
という考え方だ。
例:
- 1ドル=150円で1万ドル購入
- 1ドル=145円に下落(普通にメンタル削られる)
- そこで1万ドルを追加購入
この場合、平均購入レートは147.5円。
150円まで戻らなくても、147.5円まで戻れば損益はゼロになる。
ナンピンのメリット
- 平均取得価格を下げられる(戻りが早くなる)
- レンジ相場では有効に機能しやすい
- 資金管理ができていれば、堅実な戦略にもなり得る
特に「上がったり下がったりを繰り返す相場」では、
下で拾って、戻ったところで助かる。
この形がハマると、ナンピンはかなり心強い。
ナンピンのデメリット(ここが一番重要)
- 資金が尽きたら終わり(ナンピンは無限にできない)
- トレンド相場にめちゃくちゃ弱い
- 心理的にブレーキが壊れやすい
特に危険なのが、
「ここまで下がったら、もう買うしかないでしょ!」
という感情ナンピン。
これを繰り返すと、
気づいたときには資金の大半が一つのポジションにロックされ、
身動きが取れなくなる。
ナンピンの主な種類
等間隔ナンピン
一定の値幅ごとに買い増していく方法。
例:1円下がるごとに1万通貨ずつ購入。
比較的シンプルで、資金管理もしやすい。
ロット調整ナンピン
下がるごとに取引量を増やす方法。
例:1万 → 2万 → 4万 → 8万…
平均取得価格は一気に下がるが、
破壊力も段違い。
資金管理を一歩間違えると、一撃で詰む。
ナンピンの使いどころ
- レンジ相場(上下を繰り返している相場)
- 長期目線の積立風運用
- 高金利通貨でスワップをもらいながらの運用
ただし、
トレンド相場では基本NG。
例えば、
- リーマンショック級の急変動
- トルコリラのような長期右肩下がり
こういう相場でのナンピンは、
ほぼ確実に地獄を見る。
ナンピンを使うなら必須のルール
- 最初から「何回までナンピンするか」決める
- 使う総資金を事前に固定する
- 最終投入ポイントを必ず決めておく
- 想定を超えたら潔く撤退する
ナンピンは、
「後付けで考える戦略」ではなく「最初から組み込む設計」
でなければ成立しない。
まとめ:ナンピンは諸刃の剣
ナンピンは便利な道具。
でも、使い方を間違えると一瞬で破滅する。
僕自身、
「ナンピンすれば戻るでしょ」
という軽い気持ちで挑んで、
気づけば資金ショート。
まるで、
「無限に食べられるはずの食べ放題で、最後は胃薬を飲む羽目になる」
そんなオチだった。
失敗したからこそ、
ナンピンは武器にも地雷にもなると身にしみている。
もし挑戦するなら、
感情じゃなく、ルールで使おう。

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